赤日子神社(読み)あかひこじんじや

日本歴史地名大系 「赤日子神社」の解説

赤日子神社
あかひこじんじや

[現在地名]蒲郡市神ノ郷町 森

祭神綿積豊玉彦・豊玉姫・彦火火出見命。赤孫あかひこ大明神赤孫子あかひこ神社とも記した。「延喜式」神名帳所載の宝飯ほい郡六座のなかに「赤日子アカヒコノ神社」とある。仁寿元年(八五一)一〇月七日に従五位下(文徳実録)、貞観七年(八六五)一二月二六日に従五位上、同一八年六月八日に正五位下(以上三代実録)に叙されている。安永四年(一七七五)の荒木田経雅著「大神宮儀式解」に、

<資料は省略されています>

と記してある。「延喜式」神祇伊勢太神宮六月月次祭の項に「太神宮赤引糸卅絢」「度会宮赤引糸卅絢」とあり、「神宮雑例集」所収嘉応二年(一一七〇)八月二七日の左弁官より伊勢太神宮司宛注進書に「任式条三河国神調赤引御糸、可被奉神御衣由所言上也」と記し、同年九月二九日の注進書に「抑神御衣御糸事、任令条并度度宣旨、以三河国赤引神調御糸、可織之由、載于一紙」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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