赤沢(読み)あかさわ

日本歴史地名大系 「赤沢」の解説

赤沢
あかさわ

[現在地名]上松町大字上松 小川

木曾川の支流川の源流一帯を占める小川入おがわいり国有林にある渓谷で、同じ小川入国有林の渓谷黒沢くろさわは谷深く黒っぽいのに対して、赤沢は河床が石英斑岩で茶っぽく感じるところから沢の名が生れたものと思われる。赤沢は麝香沢じやこうざわ中立なかだちなどの檜の美林があることで知られ、天保九年(一八三八)の「木曾巡行記」には「木曾惣山之内上松小川南股麝香沢程能キ木品ハなし」とあり、麝香沢の奥に広がる準平原地形には、木曾檜の良材が麝香の香りを放つといわれてその名がついたと伝えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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