木曾檜(読み)きそひのき

精選版 日本国語大辞典 「木曾檜」の意味・読み・例文・類語

きそ‐ひのき【木曾檜】

  1. 〘 名詞 〙 長野県木曾地方の山林から産出する檜。香気が高く、材質が最もすぐれていたため、江戸時代木材市場では本木(ほんぼく)、木曾檜(きそひ)と呼び、また尾張藩がこれを専売的に市販したところから尾州材ともいった。
    1. [初出の実例]「江戸・上方筋にて尾州材と唱候は、木曾檜を此方にて一手御売捌被成候より得たる名目に候」(出典:熱田白鳥材木奉行覚書(1746))

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世界大百科事典(旧版)内の木曾檜の言及

【木曾山】より

木曾川上流域森林地帯の古称。現在の長野県木曾郡(1968年西筑摩郡を改称)全域は,西の御嶽山(おんたけさん),東の木曾山脈に囲まれ,面積の約95%を山林が占め,〈木曾檜(ひのき)〉は日本三大美林の一つとして知られる。 《続日本紀》大宝2年(702)条,和銅6年(713)条に美濃の国司が〈吉蘇(きそ)〉路を切り開いた記事が見えるが,これによって木曾と畿内近国とが結ばれ,木曾山林の開発が緒につくにつれて,美濃・信濃両国が争奪を繰り返すようになったため,879年(元慶3)美濃国恵那郡の所属とされた(《日本三代実録》)。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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