日本歴史地名大系 「上松町」の解説 上松町あげまつまち 長野県:木曾郡上松町面積:一六六・八一平方キロ木曾郡の中央に位置する木曾福島(きそふくしま)町の南に続く町で、北西は三岳(みたけ)村、西は王滝(おうたき)村の川(うぐいがわ)国有林、南と東は大桑(おおくわ)村に境している。集落は木曾川とそれに平行して走る中央西線、国道一九号及び木曾川の支流、十王沢(じゆうおうざわ)川・滑(なめ)川の渓谷に沿って散在している。中心集落は江戸時代の宿場であった上松である。集落は、谷深く浸食された木曾川の両岸に、取り残されている小さな河岸段丘や扇状地に発達しており、野とか原のつく地名が目立つ。木曾川左岸に通じていたといわれる木曾古道筋に点在している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上松町」の意味・わかりやすい解説 上松〔町〕あげまつ 長野県南西部,木曾谷の中央部にある町。 1922年町制。中心集落の上松は近世は中山道 (国道 19号線) の宿場町で,また木曾の森林管理の中心地。町域の大部分を国有林が占め,林業が行われる。付近には木曾桟 (きそのかけはし) ,寝覚ノ床 (名勝) ,天然ヒノキの赤沢自然休養林などの景勝地がある。木曾駒ヶ岳への登山起点。木曾川に沿って JR中央本線が通る。面積 168.42km2。人口 4131(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報