日本歴史地名大系 「木曾郡」の解説
木曾郡
きそぐん
県西南部。領域は木曾川を主に、
〔原始〕
〔古代〕
木曾のことが文献に現れてくるのは、八世紀の初めで「続日本紀」大宝二年(七〇二)の条に「十二月壬寅、始開美濃国岐蘇山道」とあるのが最初である。更に和銅六年(七一三)、「秋七月戊辰、美濃・信濃二国之堺、径道険隘、往還艱難、仍通吉蘇路」という記事がある。いわゆる木曾路開通の記事で、「岐蘇」「吉蘇」と漢字をあてている。続いて「三代実録」の元慶三年(八七九)の信濃・美濃両国の境界争いの裁決の記事の中に「吉蘇・小吉蘇両村、是恵那郡絵上郷之地也」と「
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報