デジタル大辞泉 「赤燐」の意味・読み・例文・類語 せき‐りん【赤×燐】 燐の同素体の一。黄燐を密閉容器内でセ氏約260度に加熱して得られる赤褐色の粉末。無毒で、空気中に放置しても自然発火しない。マッチ・花火などの原料。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「赤燐」の意味・読み・例文・類語 せき‐りん【赤燐】 〘 名詞 〙 燐の同素体の一つ。赤褐色の粉末。等軸晶系結晶。黄燐を空気を遮断(しゃだん)して摂氏二五〇度で長時間加熱するとできる。反応性に劣るが無毒。水には溶けない。塩素酸カリウムとすり合わせると容易に発火する。花火・マッチなどの原料、燐化合物の合成原料などに用いられる。〔改正増補和英語林集成(1886)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例