黄燐(読み)オウリン

デジタル大辞泉 「黄燐」の意味・読み・例文・類語

おう‐りん〔ワウ‐〕【黄×燐】

同素体の一。淡黄色の半透明蝋状ろうじょう固体暗所では燐光を発し、湿った空気中では自然に燃えだす。猛毒。純粋なものは無色で、白燐ともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「黄燐」の意味・読み・例文・類語

おう‐りんワウ‥【黄燐】

  1. 〘 名詞 〙 リンの同素体の一つ。化学式 P4 淡黄色で半透明の蝋状固体。暗い所で燐光を発する。猛毒。赤リン、リン化合物の製造発煙剤などに用いる。
    1. [初出の実例]「摺附木製造に黄燐を用ひ候儀は自今禁止候様可致此旨相達候事」(出典:官報‐明治一八年(1885)一月二八日)

こう‐りんクヮウ‥【黄燐】

  1. 〘 名詞 〙おうりん(黄燐)

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