海の事典
                            「赤道湧昇」の解説
                    
                
		
                    赤道湧昇
        
              
                        赤道域は、貿易風による東風が卓越している。地球自転にともなうコリオリの力が働くため、表層の水は全体として、風の方向に北半球で直角右向きに、南半球 では直角左向きに運ばれる(エクマンの吹送流)。したがって、赤道付近の表層水は南北に運ばれて、その後に下層の冷たい水が湧昇してくる。この現象を赤道 湧昇と呼ぶ。エルニーニョ現象が起こるとペルー沖の沿岸湧昇域と太平洋赤道湧昇域の冷水域の水温が異常に上昇し、世界の気象に異常現象を引き起こす。 (永田)
                                                          
     
    
        
    出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報
	
    
  
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