日本歴史地名大系 「赤馬場村」の解説 赤馬場村あかばばむら 熊本県:阿蘇郡南小国町赤馬場村[現在地名]南小国町赤馬場満願寺(まんがんじ)川が杖立(つえたて)川に合流する地点にあり、南は馬場村、北は杉田(すぎた)村に接する。慶長六年(一六〇一)一〇月一四日の加藤清正領知黒印状(相良家文書)で深水織部は当村内で七〇九石余を宛行われている。文明一六年(一四八四)八月二八日の阿蘇十二社同霜宮最花米注文(阿蘇家文書)には、「はいハらの分」のなかに、近世には当村の小村となる高花(たかはな)・船(ふね)ノ熊(くま)・黒川(くろかわ)・白川(しらかわ)・臼内切(うすないきり)・黒原(くろばる)・扇(おうぎ)などが記され、それぞれ銭と豆を負担し、黒原は収納使の宿泊地であったため免除されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by