走櫓・走矢倉(読み)はしりやぐら

精選版 日本国語大辞典 「走櫓・走矢倉」の意味・読み・例文・類語

はしり‐やぐら【走櫓・走矢倉】

〘名〙 城の防御のための櫓で、弓・鉄砲などを射る際、内部で移動できるように横に長く作ったもの。多聞(たもん)原形といわれる。
※応永記(1399‐1434頃か)「城中四方の走り矢櫓より」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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