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応永記 おうえいき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

応永記
おうえいき

大内義弘退治記』ともいう。戦記。1巻。作者,成立年ともに未詳。応永6 (1399) 年冬,大内義弘が堺にたてこもって室町幕府に反抗した一件や,義弘が南朝方と結んだこと,土一揆のことなどが主記事。『群書類従』所収。

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世界大百科事典 第2版の解説

おうえいき【応永記】

1399年(応永6)に起こった応永の乱の経緯を,足利義満の側に立って記した合戦記。1巻。作者未詳。乱の終結後まもないころの成立であろう。記録的性格を帯び,乱にかかわる史料としての信憑性が高い。異称は《大内義弘退治記》,異本に《堺記》がある。文芸的な修飾がみられる《堺記》の方が祖本に近いと推定される。《群書類従》所収。【加地 宏江】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

応永記
おうえいき

応永の乱の経過を記した戦記物。別名を『大内義弘(おおうちよしひろ)退治記』ともいう。1巻。『堺記(さかいき)』と題された良質の写本もある。著者、成立年代とも不詳であるが、乱後それほど経ない作品であろう。1399年(応永6)9月から筆をおこし、堺滞留の義弘と幕府側の応酬、双方の軍議・陣立て、12月21日の堺攻防戦と義弘の討ち死に、弟弘茂(ひろもち)の降参、堺の焦土化などを記す。叙述に客観性はあるが、幕府を批判する姿勢はみられない。『群書類従』(合戦部)所収。[田沼 睦]

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