起訴状一本主義(読み)キソジョウイッポンシュギ

大辞林 第三版の解説

きそじょういっぽんしゅぎ【起訴状一本主義】

公訴の提起の際に、検察官が裁判所に提出できるものを起訴状だけに限り、その他一切の書類・証拠を添付してはならないという主義。公判以前に裁判官に事件についての予断を抱かせるのを防止することを目的とする。

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精選版 日本国語大辞典の解説

きそじょう‐いっぽんしゅぎ キソジャウ‥【起訴状一本主義】

〘名〙 検察官が公訴を提起する際に、裁判所には起訴状だけを提出し、事件について予断をいだかせるような書類、証拠物などを一切提出してはいけないとするもの。現行刑事訴訟法は、この主義をとっている。

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世界大百科事典内の起訴状一本主義の言及

【起訴】より

…起訴状には,裁判官に事件につき予断を生ぜしめるおそれのある書類その他の物を添付しまたはその内容を引用してはならない。旧刑事訴訟法の時代には,起訴と同時に捜査記録も裁判所に提出されていたが,予断を防止する趣旨から,これは禁じられることになった(いわゆる〈起訴状一本主義〉)。なお,裁判所は,遅滞なく,起訴状の謄本を被告人に送達しなければならない(刑事訴訟法271条1項)。…

※「起訴状一本主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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