証拠物(読み)しょうこぶつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

(1) 民事訴訟法上は,物的証拠,すなわち証拠方法としての文書および検証物を証拠物と呼ぶ。 (2) 刑事訴訟法上,その物理的存在事実認定資料とされるもの。証拠書類と対比され,両者を合せて物的証拠と呼ぶ。証拠物に対する証拠調べの方法は,展示することによってなされるが,この証拠物のうち書面意義が証拠となるものは,さらに朗読を必要とする。これに対して,証拠書類は朗読のみでよい。そこで証拠物と証拠書類との区別が,証拠調べの方法のうえで相違するところから重要な論点となっている。

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大辞林 第三版の解説

訴訟手続において、その存在および内容が証拠資料となるもののうち、証拠書類以外のもの。民事訴訟法上は、証拠書類も含む。証拠物件。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 その物の存在と状態が証拠となるもの。物的証拠。証拠物件。物証。
※島田記(1819)中「已十一月晦日に指上げ候証拠物」

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