岩石学辞典 「超変成作用」の解説 超変成作用 地殻の深いところで広域的な高温の変成作用.岩石が熔融してマグマを作る作用であるアナテクシスの過程が非常に激しく,岩石の一部か全部がマグマの状態となった場合をいう.その場所で熔融物が形成された高度の変成作用,または高度の交代作用である.[Sederholm : 1907, Holmquist : 1909, 渡辺編 : 1935, 片山ほか : 1970].ペグマタイト質のマグマを生じて熔融していない部分に脈状に迸入し,迸入片麻岩に似た岩石を生じる[Holmquist : 1909, 渡辺編 : 1935].プルト変成作用(plutometamorphism)[Read : 1944]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報