越の山横穴群(読み)こしのやまよこあなぐん

日本歴史地名大系 「越の山横穴群」の解説

越の山横穴群
こしのやまよこあなぐん

[現在地名]寒川町岡田

国鉄相模線寒川駅の東方約一・五キロ、通称越の山の東側山腹にある。東北から西南に延びる低丘陵の先端に近い部分の東南斜面に開口している。昭和二八年(一九五三)開口していた六穴の調査が行われた。横穴はいずれも膨張アーチ形で、奥壁もアーチ形である。玄室羨道との境をわずかにもった形式である一穴を除き、他は境をもたない末期形式の横穴である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android