越の犬(読み)こしのいぬ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「越の犬」の意味・わかりやすい解説

越の犬
こしのいぬ

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物家畜であるイヌの1品種で、富山石川、福井県地方に産した中形日本犬である。在来犬の保存運動がおこると、1934年(昭和9)6月に「越の犬保存会」が設立され、同年12月に天然記念物指定を受けた。しかし、あまり一般関心をひかず、現在は残存していないものと思われる。

増井光子

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android