越中道記(読み)えつちゆうどうき

日本歴史地名大系 「越中道記」の解説

越中道記
えつちゆうどうき

一冊

成立 正保四年

写本 富山大学付属図書館蔵川合家文書

解説 越中の大道を越後境川から三日市―魚津―富山―黒河戸出―石動―倶利伽羅と通る北陸街道と今石動―守山氷見と通る氷見道の二つとし、富山より飛州横山への飛騨街道等一八の脇道について通過村々・一里塚・川幅・橋などを記す。正保三年の加越能三箇国絵図に対応するもので、江戸前期の街道の様子を示す貴重な資料となっている。また道路のみでなく、湊や舟路についても記しており、地誌的要素もある。

活字本 富山県史史料編IV付録

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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