越前府中郡在々高目録(読み)えちぜんふちゆうぐんざいざいたかもくろく

日本歴史地名大系 「越前府中郡在々高目録」の解説

越前府中郡在々高目録
えちぜんふちゆうぐんざいざいたかもくろく

一冊

成立 慶長三年

解説 原本写本ともに不明。敦賀城主大谷吉継(吉隆)が府中付近に領有していた七〇余ヵ村の村高を列記したもの。表紙に慶長三年九月吉日とあるが、いわゆる太閤検地は同年七月に終了しており、本書では旧高・新検とその差の出分を記している。また物成・山手・馬借米なども併記し、当時の租税制度がうかがえる。末尾には府中郡内に知行を有していた給人五五名の氏名も記される。

活字本福井県史

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 吉隆

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む