越智貞厚(読み)おちの さだあつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「越智貞厚」の解説

越智貞厚 おちの-さだあつ

?-? 平安時代前期の官吏
承和(じょうわ)6年(839)遣唐史生(ししょう)として唐(中国)の揚州(ようしゅう)にいたことが「入唐求法巡礼行記」にみえる。帰国後,大宰大典(だざいのだいさかん)などをへて隠岐守(おきのかみ)となる。貞観(じょうがん)8年新羅(しらぎ)(朝鮮)の人と謀反(むほん)をたくらんでいると告発される。無実と判明したが,殺人犯調査をおこたっていたことがわかり処罰された。越貞原とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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