足利 喜三郎(読み)アシカガ キサブロウ

20世紀日本人名事典 「足利 喜三郎」の解説

足利 喜三郎
アシカガ キサブロウ

江戸時代末期〜昭和期の農民 浄土真宗の妙好人(篤信者)。



生年
天保13年4月18日(1842年)

没年
昭和5(1930)年2月20日

出身地
因幡国気多郡(鳥取県)

経歴
父の死を機に浄土真宗の信仰に目ざめ、農作業の中に他力本願の教えを悟ったといわれる。近隣の人々に信仰を語り、妙好人(篤信者)“因幡の源左”と称された。本山西本願寺から2度にわたって六字名号を下付された他、たびたび褒賞も受けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報