足抜き(読み)アシヌキ

デジタル大辞泉 「足抜き」の意味・読み・例文・類語

あし‐ぬき【足抜き】

[名](スル)
芸妓娼妓などが前借り金を清算しないで逃げること。あしぬけ。
「―でもされてはと思ってんのかな」〈高見・人間〉
つらい状況・境遇などから抜け出すこと。
「―がならぬさうにぞみらるる浅香の沼にはまり給ひて」〈古今夷曲集・九〉
抜き足」に同じ。
五郎も―してたちけるが」〈曽我・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の足抜きの言及

【非人手下】より

…言渡しを受けた罪囚は,〈穢多頭(えたがしら)〉弾左衛門立会いのもと,非人頭へ,遠国非人手下の場合は弾左衛門を通じて江戸より20里外の在方非人小屋頭へ引き渡され,非人の籍に入った。刑期は無期で,(しや)によってのみ,もとの身分へ復帰(足洗い,足抜き)することができた。【加藤 英明】。…

※「足抜き」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む