足次村(読み)あしつぎむら

日本歴史地名大系 「足次村」の解説

足次村
あしつぎむら

[現在地名]館林市足次

北は上早川田かみさがわだ村・下早川田村、東は大新田おおしんでん村、南は当郷とうごう村、西は岡野おかの村。寛文(一六六一―七三)初年矢場やば川付替えまでは上野・下野両国の境を流れる同川北岸に位置していた。慶長二年(一五九七)当村東端を縦貫する日光脇往還が新設されるまでは、ほぼ村央を館林城下西北端天福てんぷく(廃寺)脇より旧矢場川を経て下野国佐野さの(現栃木県佐野市)へ道が通じていた。「館林記」には佐野往還とあり、天福寺脇の門より、鉢形はちがた(岡野の東南か)より上早川田通を経るとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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