跡を踏む(読み)あとをふむ

精選版 日本国語大辞典 「跡を踏む」の意味・読み・例文・類語

あと【跡】 を 踏(ふ)

前人の事跡に学び、それを手本として行なう。踏襲する。
※続拾遺(1278)雑上・一一四六「我山のさかゆく道を尋ねつついかで昔の跡をふままし〈慈助法親王〉」
隊列がうしろにさがる。後退する。
仮名草子・諸虫太平記(1681‐88頃)下「一足も跡(アト)を踏べからず」
他人に先んじられる。立ち遅れる。
※俳諧・大坂独吟集(1675)下「まへ髪ごそり少年の春 親のあと踏ては惜む雪消て〈由平〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「跡を踏む」の意味・読み・例文・類語

あと・む

先人の事跡を手本にして行う。
「わが山のさかゆく道を尋ねつついかで昔の―・ままし」〈続拾遺・雑上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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