踏違える(読み)フミチガエル

デジタル大辞泉 「踏違える」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐ちが・える〔‐ちがへる〕【踏(み)違える】

[動ア下一][文]ふみちが・ふ[ハ下二]
踏み所を誤る。「階段を―・える」
踏み所が悪く、足首の筋を痛める。「右足を―・える」
道を誤る。「人生を―・える」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「踏違える」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐ちが・える‥ちがへる【踏違】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]ふみちが・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ( 室町時代頃からヤ行にも活用した ) =ふみたがう(踏違)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「十郎、足をふみちがへ、側目にかけて、ちゃうどうつ。肩先より高紐のはずれへ、切先を打こまれ」(出典:曾我物語(南北朝頃)九)
    2. 「中学校を卒業しなかった為に一生の目的を踏み違へた後悔を」(出典:疑惑(1913)〈近松秋江〉)

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