蹇ぐ(読み)ナエグ

デジタル大辞泉 「蹇ぐ」の意味・読み・例文・類語

なえ・ぐ〔なへぐ〕【×蹇ぐ】

[動ガ四]足が悪くて自由に歩けなくなる。
「年老いて力少なし。足―・ぎて歩き難し」〈三宝絵・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蹇ぐ」の意味・読み・例文・類語

あし‐なえ・ぐ‥なへぐ【蹇・跛】

  1. 〘 自動詞 ガ四段活用 〙 ( 「あしなえく」とも ) 足がきかなくなる。歩行が不自由である。あしなう。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「翁も又足蹇(アシナヘギ)百歩を難しとすれば、深く閉(たて)こもりて出でず」(出典:読本・雨月物語(1776)浅茅が宿)

なえ・ぐなへぐ【蹇】

  1. 〘 自動詞 ガ四段活用 〙 足が不自由で、思うように歩けなくなる。→なう
    1. [初出の実例]「蹇 説文云蹇〈音犬 訓阿之奈閇 世間云那閇久〉行不正也」(出典:十巻本和名抄(934頃)二)

あ‐なえ・ぐ‥なへぐ【蹇】

  1. 〘 自動詞 ガ四段活用 〙あしなえぐ(蹇)

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