蹴爪(読み)ケヅメ

デジタル大辞泉 「蹴爪」の意味・読み・例文・類語

け‐づめ【蹴爪/距】

鶏・キジなどの雄の足の後ろ側にある角質突起攻撃防御に用いる。距爪きょそう
牛・鹿などの足の後方にある、地に着かない小さな足指

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精選版 日本国語大辞典 「蹴爪」の意味・読み・例文・類語

け‐づめ【蹴爪・距】

  1. 〘 名詞 〙
  2. キジ、ニワトリなどキジ科の雄のあしにみられるうしろ向きの鋭い突起。あしの跗蹠骨(ふせきこつ)が突き出たもので、角質の表皮でおおわれる。攻撃や防御に用いる。転じて、疵をつける、印を示す、区切りをつけること。
    1. [初出の実例]「両の足に長き距(ケヅメ)有て」(出典太平記(14C後)一二)
  3. 牛、馬などのあしの後方にある小さな趾(あしゆび)
  4. 昆虫のあしの脛節(けいせつ)にある一~二対の突起。

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