普及版 字通 「躡」の読み・字形・画数・意味
躡
25画
[字訓] ふむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は聶(じよう)。〔説文〕二下に「蹈(ふ)むなり」とあり、その足早のさまをいう語であろう。〔釈名、釈姿容〕に「躡は攝(と)るなり、其の上に登るに、攝せしむるなり」とするが、〔唐書、裴度伝〕に「勞問相ひ躡(つ)ぐ」とあるように、足早に続く意で、聶の声義を承けるところがある。聶は耳に附けて(ささや)く意。
[訓義]
1. ふむ、べたべたとふむ。
2. 相次いでくる、のぼる、いたる。
3. おう、したがう、足早に追う。
4. はやい、はやくせまる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕躡 フム・ヒク・ノボル・アフトコフ
[熟語]
躡運▶・躡雲▶・躡景▶・躡機▶・躡脚▶・躡▶・躡▶・躡級▶・躡虚▶・躡空▶・躡屐▶・躡撃▶・躡跨▶・躡跟▶・躡手▶・躡蹤▶・躡尋▶・躡迹▶・躡▶・躡足▶・躡逐▶・躡▶・躡敵▶・躡等▶・躡磴▶・躡武▶・躡歩▶・躡捕▶
[下接語]
虚躡・軽躡・跨躡・高躡・坐躡・峻躡・上躡・振躡・尋躡・足躡・追躡・度躡・登躡・踏躡・騰躡・迫躡・陵躡
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報