身を持つ(読み)みをもつ

精選版 日本国語大辞典 「身を持つ」の意味・読み・例文・類語

み【身】 を 持(も)

① 立身出世をする。
徒然草(1331頃)一八八「思ひしやうに身をももたず、悔れども取返さるる齢ならねば」
② 身を固める。結婚する。所帯を持つ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
品行を正しく持つ。身をよく保つ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
仮名草子・身の鏡(1659)下「邪心なく正直に身(ミ)を持(モツ)人を社(こそ)うらやむべけれ」
④ 身を処する。ふるまう。
※長恨歌琵琶行和解(1540頃)「此貴妃は、酔ても少もみだれず、静に身を持は、春の和気のあるやうに進退す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android