身を持つ(読み)みをもつ

精選版 日本国語大辞典 「身を持つ」の意味・読み・例文・類語

み【身】 を 持(も)

  1. 立身出世をする。
    1. [初出の実例]「思ひしやうに身をももたず、悔れども取返さるる齢ならねば」(出典:徒然草(1331頃)一八八)
  2. 身を固める。結婚する。所帯を持つ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 品行を正しく持つ。身をよく保つ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「邪心なく正直に身(ミ)を持(モツ)人を社(こそ)うらやむべけれ」(出典仮名草子・身の鏡(1659)下)
  4. 身を処する。ふるまう。
    1. [初出の実例]「此貴妃は、酔ても少もみだれず、静に身を持は、春の和気のあるやうに進退す」(出典:長恨歌琵琶行和解(1540頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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