軟質小麦(読み)なんしつこむぎ

精選版 日本国語大辞典 「軟質小麦」の意味・読み・例文・類語

なんしつ‐こむぎ【軟質小麦】

  1. 〘 名詞 〙 種子の圧砕剛度が低いコムギ。品種によって異なるが、一般にグルテン含量が低く、製菓用に適する。硬質小麦に対する語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「軟質小麦」の意味・わかりやすい解説

軟質小麦
なんしつこむぎ

粉状質小麦ともいう。組織が軟らかくて砕けやすく粉状を呈することが多く,製菓用に適している。日本では長野県一部で栽培されているだけで,ほとんどがアメリカ (軟質ウェスタンホワイト) など海外から輸入している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の軟質小麦の言及

【コムギ(小麦)】より

…粒の断面に透明部分がなく,全体が白く粉っぽく軟らかいものを粉状粒といい,軟質粉が得られる。粉状粒の品種は軟質コムギと呼ばれる。日本の品種はほとんどすべて軟質または中間質であり,硬質コムギはごくわずかしかない。…

※「軟質小麦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む