転ばかす(読み)マロバカス

デジタル大辞泉 「転ばかす」の意味・読み・例文・類語

まろば‐か・す【転ばかす】

[動サ四]まろばす」に同じ。
「狐、射―・されて」〈宇治拾遺・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「転ばかす」の意味・読み・例文・類語

ころば‐か・す【転かす】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「かす」は接尾語 ) 人や物などをころがす。また、倒す。ひっくりかえす。ころばす。
    1. [初出の実例]「無動寺の上よりして、数千丈高き岩の上をころばかしたりける間、此鐘微塵に砕にけり」(出典:太平記(14C後)一五)

まろば‐か・す【転かす】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「かす」は接尾語 ) =まろばす(転)
    1. [初出の実例]「狐、射まろはかされて」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)三)

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