輝度温度(読み)キドオンド

デジタル大辞泉 「輝度温度」の意味・読み・例文・類語

きど‐おんど〔‐ヲンド〕【輝度温度】

高温固体表面から放射されるある波長の光の輝度と等しい輝度の黒体温度。真の固体温度より低い値となる。

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精選版 日本国語大辞典 「輝度温度」の意味・読み・例文・類語

きど‐おんど‥ヲンド【輝度温度】

  1. 〘 名詞 〙 高温の固体表面から放射される、ある波長の光の輝度と等しい輝度の黒体の温度。真の温度より低い。

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世界大百科事典(旧版)内の輝度温度の言及

【太陽スペクトル】より

…0.16μmでの放射強度を同じ強度を示す黒体放射の温度に換算すると約4300Kを示す。このような温度を輝度温度という。これは,とくにケイ素による吸収が大きいので,最外層の低温域からの光だけを見るために低い輝度温度が得られるのである。…

【放射温度】より

…放射(輻射(ふくしや))エネルギーを全波長域で加えた総量,または各波長での放射エネルギーの分布から,プランクの放射則などを使ってきめた恒星など放射体の温度をいう。有効温度effective temperature,輝度温度brightness temperature,色温度color temperatureなどがある。天文学では有効温度のほか恒星の光の可視域での分布からきめた色温度,電波源の電波の強さを温度で表す輝度温度などが用いられる。…

※「輝度温度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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