輪虫(読み)ワムシ

デジタル大辞泉 「輪虫」の意味・読み・例文・類語

わ‐むし【輪虫】

ワムシ綱の袋形動物総称淡水中に多いが、コケや湿った土中にもすむ。体長は2ミリ以下と微小。体の上端は冠状繊毛があり、後端は細く尾状になるものが多い。繊毛で回転するように遊泳する。くるまむし。

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精選版 日本国語大辞典 「輪虫」の意味・読み・例文・類語

わ‐むし【輪虫】

〘名〙 ワムシ類に属する袋形動物の総称。体長は〇・二~〇・五ミリメートルのものが多い。外形は袋状で、前端にある繊毛で輪状にくるくる回りながら遊泳するほか食物を摂取する。雌雄異体であるが、単為生殖的な雌だけで、雄はまだ不明である。大部分は淡水にすむが、内湾や湿った土中にすむものもある。ヒルガタワムシ・ヤドカリワムシ・ミズワムシなど多くの種類がある。くるまむし。〔世界奇観(1924)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「輪虫」の解説

輪虫 (ワムシ)

動物。輪毛虫綱に属する水生微小動物の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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