輸入代替工業化政策(読み)ゆにゅうだいたいこうぎょうかせいさく(その他表記)import-substitution industrialization policy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輸入代替工業化政策」の意味・わかりやすい解説

輸入代替工業化政策
ゆにゅうだいたいこうぎょうかせいさく
import-substitution industrialization policy

輸入している工業製品を国産化することによって近代的工業化や経済発展を進めようという政策。 1950~60年代にまずラテンアメリカ諸国で,次いでアジアの国々で実施された。1次産品交易条件の長期的な不安定化を脱し,増加する人口に対応した発展には工業化や脱1次産品依存型の政策が必要なこと,さらに政策的には国外産品との競争を制限することによって,本来競争力のない国産品であっても市場を獲得できることから,工業化戦略の初期段階で活用されることが多い。しかし高関税や補助金などの保護政策は経済効率をそこない,財政負担も大きくなるため,本格的な経済発展には輸出指向工業化政策への転換が必要である。

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