輸出指向工業化政策(読み)ゆしゅつしこうこうぎょうかせいさく(その他表記)export-oriented industrialization policy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輸出指向工業化政策」の意味・わかりやすい解説

輸出指向工業化政策
ゆしゅつしこうこうぎょうかせいさく
export-oriented industrialization policy

国際市場での競争のなかで工業製品輸出を拡大していくことにより工業化,近代的経済発展を実現しようとする政策。関税引下げ,輸出加工区,関連インフラ整備,技術導入・研究開発への支援が有効な施策。国際市場では保護政策によって市場を確保することは困難であり,比較優位が具体化していなければ成功しないが,競争促進が自立的発展を促すという機能があり,また政策コストも少くてすむ。本格的な経済発展には,輸入代替工業化政策からこのような政策に転換することが必要となる。アジア新興工業地域 NIESや東南アジア諸国連合 ASEAN諸国の成功の背景には,このような転換がうまく進んだことがあげられる。

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