輸出変動補償融資(読み)ゆしゅつへんどうほしょうゆうし(英語表記)Compensatory Financing Facility

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「輸出変動補償融資」の解説

輸出変動補償融資
ゆしゅつへんどうほしょうゆうし
Compensatory Financing Facility

1次産品の輸出国における輸出収入の一時的な不足を補填する目的で,1963年2月以降国際通貨基金 IMFで実施している融資制度。融資にあたっては,(1) 輸出収入の不足が一時的であり,(2) 国際収支危機の克服のために IMFと協力する用意があることが条件とされている。引出しについては残高規制が設けられており,IMFクォータの 75%までとされている。ただし補償融資は通常引出しの別枠扱いを受けている。輸出不足額は,一定の算式で計算した中期の輸出トレンドと実際の輸出額の差額である。しかし返済は通常の引出しと同じく引出し後,3年から5年以内とされているため,1次産品輸出諸国の構造的な国際収支問題に対処するにはおのずから限界がある。

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