農地補償(読み)のうちほしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「農地補償」の意味・わかりやすい解説

農地補償
のうちほしょう

佐藤内閣もとで行われた第2次世界大戦後の農地改革に対する補償占領下農地解放により,農地の事実上の無償没収を受けた旧地主は,これを不当として補償を求める運動を起した。しかし違憲訴訟は,1953年最高裁判所の合憲判決で敗れたため,57年全国農地解放者同盟を結成し政治的な補償金要求に転じた。この圧力に押されて自由民主党政府は 60年に農地被買収者問題調査会を設置し,65年ついに農地報償法 (農地被買収者等に対する給付金に関する法律 ) を強行成立させた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 給付金 法律

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む