ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説 イギリス中英語期の詩人 W.ラングランドの寓意詩。 14世紀後半に西中部方言で頭韻を用いて書かれた。現存の写本はA (1362~70) ,B (78頃) ,C (94頃) の3種のテキストに区別され,長さにも大きな差異 (2500~7300行) がある。偉大な宗教文学であるが,また社会風刺,特に教会批判が目立ち,宗教改革の文学的先駆とも考えられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報