辻利右衛門(読み)ツジ リエモン

20世紀日本人名事典 「辻利右衛門」の解説

辻 利右衛門
ツジ リエモン

明治〜昭和期の宇治茶製造業者



生年
天保15年5月24日(1844年)

没年
昭和3(1928)年1月8日

出生地
山城国宇治(京都府)

経歴
生地山城(京都府)宇治で茶業を営む。宇治茶の製茶法の改良に取り組み、明治初年に抹茶用の葉茶から良質の煎茶を作ることを考案し「玉露」と名付け、その製法を完成させた。のち販路拡大と生産増加にも努め、玉露は広く一般にも普及し、宇治の茶業を再興させた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「辻利右衛門」の解説

辻利右衛門 つじ-りえもん

1844-1928 明治-昭和時代前期の製茶家。
天保(てんぽう)15年5月24日生まれ。生地山城(京都府)宇治で茶業をいとなむ。宇治茶の製茶法の改良にとりくみ,明治のはじめ抹茶用の葉茶から良質の煎茶をつくり「玉露」の製法を完成させた。販路拡張と生産増加にもつとめ,宇治の茶業を再興させた。昭和3年1月8日死去。85歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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