辻談義(読み)ツジダンギ

デジタル大辞泉 「辻談義」の意味・読み・例文・類語

つじ‐だんぎ【×辻談義】

談義僧などが道ばたで仏法を説いて喜捨を受けること。また、その僧。

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精選版 日本国語大辞典 「辻談義」の意味・読み・例文・類語

つじ‐だんぎ【辻談義】

  1. 辻談義〈摂陽奇観〉
    辻談義〈摂陽奇観〉
  2. 〘 名詞 〙 談義僧が往来で平易に仏道を説き喜捨を受けること。また、その談義僧。
    1. [初出の実例]「いで其時の鉢ひらきにぞ〈松臼〉 去間衆生済度の辻談議〈正友〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)上)

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世界大百科事典(旧版)内の辻談義の言及

【辻芸】より

…大道芸の旧称。人が大勢集まる町角や道端,寺社の境内などで行ったもので,辻能,辻放下(つじぼうか),辻狂言,辻談義,辻咄,辻講釈,軽口物真似などがある。野天で演じたものと小屋掛けのものとがあった。…

【辻説法】より

…路傍で道行く人に説法すること。辻談義ともいう。現代でいえば街頭布教にあたる。…

【辻咄∥辻噺】より

…江戸時代に野天で聴かせた落語。仏教界の辻説法が芸能化したもので,元禄(1688‐1704)のころには辻談義(談義は説法・説教の異称)といっていた。各務(かがみ)支考の《本朝文鑑》辻談義説の条に京都の噺家の露の五郎兵衛について〈世ニ云フ辻噺ノ元祖ナリト〉とある。…

※「辻談義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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