近江国御下寺開基之帳(読み)おうみのくにおんしたでらかいきのちよう

日本歴史地名大系 「近江国御下寺開基之帳」の解説

近江国御下寺開基之帳(元禄五年下寺開基帳)
おうみのくにおんしたでらかいきのちよう

原本 龍谷大学

解説 幕府の新寺建立禁止に伴い西本願寺が新寺・古寺を調査、近江山城丹波三国分三冊が現存する。近江国分の表紙には二冊之内上とあるが、下は失われたようである。現存の上には滋賀・野洲・栗太・蒲生・甲賀各郡の寺院・道場の所在地名・開基僧・開基年・本末関係などが記載されている。「富島旧記」「大谷本願寺通紀」によれば、西本願寺より近江・山城・丹波・播磨国に使僧が派遣され調査のうえで作成され、元禄五年に京都所司代に提出されたものの控である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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