近野村(読み)ちかのむら

日本歴史地名大系 「近野村」の解説

近野村
ちかのむら

[現在地名]木造町菊川きくかわ

田圃を隔てて東北に川添かわそい村、南東吉野よしの(現森田村)南西上福原かみふくはら村。

天和三年(一六八三)の広須御新田所図におき村とみえる。村名改称并新村創立調(八木橋文庫蔵)によれば、享保一一年(一七二六)沖村が近野村と改名された。翌年木造新田に属し、山通三六ヵ村の一つで村位は下とある(平山日記)。元文元年(一七三六)検地帳によれば、田畑屋敷合せて一八町八反八畝二五歩、村高八六・八二四石とある。うち田方は一五町二反八畝二二歩で八〇・〇二八石、上田下々田のみで、下々田が一四町六反八畝二六歩、七三・四四三石とあり、畑方は三町六反三歩で六・七九六石、中畑と下々畑だけで、下々畑が三町四畝一歩、三・四〇三石とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android