返立(読み)かえしたつ

精選版 日本国語大辞典 「返立」の意味・読み・例文・類語

かえし‐た・つ かへし‥【返立】

〘他タ下二〙
もとの形に建てなおす。以前の繁栄した形にもどす。復興する。
書紀(720)継体二一年六月(前田本訓)「南(ありひし)加羅・㖨己呑(とくことん)を復為興建(カヘシタテ)任那に合はせむと欲」
② もう一度その位につかせる。復帰させる。
水鏡(12C後)下「みかどこの親王を東宮にかへしたてん御心
③ さかさまに立てる。倒立させる。
今昔(1120頃か)二四「鞘より勁刷を取出て、手の爪に立てて、井の上に差出でて、四五十度計り返し立てけるを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android