述懐奉公(読み)ジュッカイボウコウ

デジタル大辞泉 「述懐奉公」の意味・読み・例文・類語

じゅっかい‐ぼうこう〔ジユツクワイ‐〕【述懐奉公】

不平・不満をもらしながらする奉公
「―身を持たず」〈毛吹草・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「述懐奉公」の意味・読み・例文・類語

しゅっかい‐ぼうこうシュックヮイ‥【述懐奉公】

  1. 〘 名詞 〙 不平・不満をいだきながらする奉公。愚痴を言いながら仕えること。
    1. [初出の実例]「述懐奉公は薄穂に出て実がならず、あげくのはてには身命破滅うたがひなし」(出典:仮名草子・可笑記(1642)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android