迷路器官(読み)めいろきかん(その他表記)labyrinth

翻訳|labyrinth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「迷路器官」の意味・わかりやすい解説

迷路器官
めいろきかん
labyrinth

迷器ともいう。硬骨魚キノボリウオ類の上鰓器官で,キノボリウオが陸上に出たとき,口から吸込んだ空気を呼吸する補助呼吸器官となる。鰓の上方鰓腔から分離した上鰓腔があり,ここに第一鰓弓の上鰓骨からの延長によって形成された3枚またはそれ以上の花弁状の空気呼吸器官がある。粘膜でおおわれた骨質薄板より成り,真皮中には毛細血管が走っている。

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世界大百科事典(旧版)内の迷路器官の言及

【熱帯魚】より

…(6)キノボリウオ科Anabantidae アジアとアフリカに分布する。えらの上部に空気呼吸の器官(迷路器官または口鰓(こうさい)器官)を備えており,えらによる水呼吸のほかに,水面で吸った空気をここへ入れて呼吸することもできるので,水中の酸素欠乏に強い。この科の魚のもう一つの特徴は繁殖習性で,発情した雄は,水面に泡の巣をつくり,その下に雌を導いて産卵させる。…

※「迷路器官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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