迷路振盪症(読み)めいろしんとうしょう(その他表記)concussion of the labyrinth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「迷路振盪症」の意味・わかりやすい解説

迷路振盪症
めいろしんとうしょう
concussion of the labyrinth

一般に頭部に強い衝撃 (打撃爆風,その他外傷など) が加わった際に起るもので,脳振盪を伴う場合がある。原因内リンパに加わった強い衝撃でコルチ器官に機能的障害が生じるためで,内耳から出血したりすることもある。めまい,耳鳴,難聴を主徴とし,平衡障害や自発眼振を認めるが,次第に回復し,器質的な障害を残すことは少いとされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む