デジタル大辞泉 「追い退ける」の意味・読み・例文・類語 おい‐の・ける〔おひ‐〕【追い▽退ける】 [動カ下一][文]おひの・く[カ下二]追って、そこからどかせる。追い払う。「暁の光は次第に四方あたりの闇を―・け」〈美妙・武蔵野〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「追い退ける」の意味・読み・例文・類語 おい‐しりぞ・けるおひ‥【追退】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]おひしりぞ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 敵を攻めて退却させる。強制的に退去させる。追いのける。[初出の実例]「一本に云はく、十一年に、大伴狭手彦連百済国と共に、高麗の王陽香(きゃう)を比の津留の都(つ)に駆却(オヒシリソク)」(出典:日本書紀(720)欽明二三年八月(寛文版訓)) おい‐の・けるおひ‥【追退】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]おひの・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 物を追って遠ざける。追い払う。[初出の実例]「をいのけられつる車どもの、いづくへにかあらん、牛うちかけてゆるがしゆくこそ、いとあはれなれ」(出典:前田本枕(10C終)二〇一)「さらば、元方卿・桓筭供奉をぞをひのけさせたまふべきな」(出典:大鏡(12C前)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例