追出の鐘(読み)おいだしのかね

精選版 日本国語大辞典 「追出の鐘」の意味・読み・例文・類語

おいだし【追出】 の 鐘(かね)

  1. 夜明けをつげる鐘。遊里などで、明け六つ(今の午前六時ごろ)の鐘をいう語。泊まり客が帰る時刻に鳴ることからいう。追い出し。起こし鐘。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「耳かしましきをひ出しの鐘(カネ)一季をり限になればきう乞て〈正好〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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