追廻地区

共同通信ニュース用語解説 「追廻地区」の解説

追廻地区

追廻おいまわし地区 仙台市青葉区にあり、現在は青葉山公園。藩政時代は侍屋敷や馬場で、その後は旧陸軍第2師団が使った。1945年7月、米軍による空襲で仙台市中心部は焦土と化す。同年8月の終戦後、国の営団が応急住宅を建設し、46年に入居が始まった。その後、住民は建物を買い取り、国と借地契約。仙台市は立ち退きを求め、住民は自治組織「追廻住宅親和会」を結成し、市との交渉に当たった。住民移転は徐々に進み、国との借地契約が切れた2006年、市はインフラの未整備を謝罪。11年、宮城野区の集合住宅への集団入居が行われた後も数世帯が残っていた。

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