焦土(読み)ショウド

デジタル大辞泉 「焦土」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ど〔セウ‐〕【焦土】

焼けて黒くなった土。
家屋・草木などが焼けて跡形もない土地焼け野原
[類語]焼け野焼け野原焼け野が原

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精選版 日本国語大辞典 「焦土」の意味・読み・例文・類語

しょう‐どセウ‥【焦土・焼土】

  1. 〘 名詞 〙 焼けこげて黒くなった土。やけつち。また、建築物などが焼け尽きてあとかたもないこと。また、その土地。焼土
    1. [初出の実例]「西嶂東山之寺院皆剽掠焚蕩して、而遂如焦土」(出典:書陵部本応仁記(15C後))
    2. 「爰ぞ御所のなごりとて、焼け残りし方もなく、そひとの一っこにしゃうどとなんぬ」(出典:浄瑠璃・津国女夫池(1721)四)
    3. [その他の文献]〔杜牧‐阿房宮賦〕

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普及版 字通 「焦土」の読み・字形・画数・意味

【焦土】しよう(せう)ど

焼け野原。唐・杜牧〔阿房宮の賦〕戍卒(じゆそつ)びて、函谷(かんこく)擧(あが)る(陥る)。楚人(そひと)の一れむべし、焦土となる。

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