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営団 えいだん

6件 の用語解説(営団の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

営団
えいだん

公共性ある事業を行なうための特殊法人の一種。第2次世界大戦中に多くの営団が設置された。その発生の理由は,営利を目的とするが株主総会を最高機関とする会社形態になじまない公共性ある事業を強力な権限を有する理事機関を介して強い国家的統制のもとに行なわせることにあったが,戦後,大部分は廃止されるか,または公団に改組された。

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デジタル大辞泉の解説

えい‐だん【営団】

公共性のある事業を営むため、第二次大戦中に設立された公法上の特殊な企業形態。一般的には、政府出資が資本金の全額または半額以上を占める。戦後、廃止されるかまたは公団に改組され、平成16年(2004)4月に、最後に残っていた帝都高速度交通営団東京地下鉄株式会社東京メトロ)に改組・民営化された。

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百科事典マイペディアの解説

営団【えいだん】

公共的事業経営のための特殊な企業形態。政府が全額または半額以上を出資し,理事機関を任命,特別の監督と保護助成を行う。1941年―1943年ころ公共的事業の国家統制を目的として住宅営団,食糧営団,農地開発営団など多数設立された。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典 第2版の解説

えいだん【営団】

戦時経済統制が進展する過程で,1941年以降に創設された非営利的な特殊法人。住宅,帝都高速度交通,農地開発の3営団をはじめとして,産業設備,食糧,重要物資管理(のち交易)などの各営団があいついで設立された。当時,議会では〈経営財団〉の略称であると説明され,それぞれ個別法にもとづいて設立されたが,営団の名称をとらない日本医療団や日本証券取引所,さらに戦時金融金庫南方開発金庫なども実態は営団に近いものであった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

えいだん【営団】

〔経営財団の意〕
第二次大戦中に、国家による公共事業の管理統制のために設けられた企業形態の一。戦後、「帝都高速度交通営団(営団地下鉄)」をのぞき廃止。営団地下鉄は2004年東京地下鉄株式会社となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

営団
えいだん

日本固有の公企業形態の一つ。1941年(昭和16)以後、戦時統制経済を推進するために設けられた。各営団は、それぞれの営団法によって設立された独立体で、議会や財政に対する独立性が強い反面、行政の支配をかなり受けていた。その特色をあげると、(1)公共的目的を有すること、(2)政府出資(国庫債券によるものが多い)が全額または過半を占めること、(3)出資と経営は分離され、経営は理事者(総裁、理事など)と最高議決機関である委員会によって行われること、(4)政府は一般的監督(役員の任命など)と保護助成(補助金交付など)を行うこと、(5)民間資本を導入する際にも、その営利資本性は否定され、議決権のない出資証券が交付される、などであった。具体例をあげると、産業設備営団、交易営団、日本医療団、戦時金融金庫、南方開発金庫、庶民金庫、国民更生金庫、帝都高速度交通営団、農地開発営団、食糧営団、国民厚生金庫、産業組合中央金庫商工組合中央金庫、住宅営団、重要物資管理営団など。第二次世界大戦後、戦時経済的なものは解体され、あるものは新企業形態へ改組された。2004年(平成16)まで営団として存続していたのは帝都高速度交通営団(いわゆる営団地下鉄)だけであったが、同年4月に民営化されて東京地下鉄株式会社(通称・東京メトロ)となり、営団はなくなった。[森本三男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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